小児訪問看護について
service
Service
私たちは、子ども達の笑顔と成長を
共に見守り、未来を育みます
家族の一員として認められるような
信頼できるパートナーを目指します
NewGateの小児訪問看護は、生まれたばかりの赤ちゃんから18歳未満のお子様を対象とした専門的なサービスです。
NICU退院後のフォローアップ、医療的ケア児への対応、人工呼吸器管理、胃瘻管理、気管切開管理など高度な医療処置から、発達支援や療育相談まで幅広く対応。小児看護経験豊富な看護師・セラピストが、お子様とご家族様の在宅生活を24時間365日体制で支えます。


Service
小児訪問看護は、医療の安心と家庭の暮らしをつなぐ存在です
子どもたちの看護は、成人老年領域の看護とはまったく違います。
それは、単に「医療を提供すること」だけでなく、長期的な関わりの中でその子の「生活・成長・発達の変化やその家族を支える必要があるからです。
NICUからの退院直後の赤ちゃん、医療的ケアが欠かせないお子さま、重度心身障がいのお子さま、成長や発達に課題を抱えるお子さま。
そのお子さまやご家族様の背景や状況は一人ひとり異なり、必要なサポートもまったく違います。
私たちNewGate訪問看護ステーションは、「自宅で過ごす」ことがゴールではなく、「笑顔と成長を共に見守ること」をゴールとし、中長期的な目線でお子さまとご家族の毎日に寄り添います。
ご家族が直面しやすい悩みと、私たちの支援
在宅での生活が始まると、ほとんどのご家庭が次のような不安や悩みに直面します。
「自分だけが悩んでいるのでは…」と感じている方も、実は多くのご家庭が同じ思いを抱えています。
- 医療ケア・体調に関する不安
「医療的ケアが必要だけど、在宅で本当に大丈夫なのか不安になる」
「吸引や胃ろうの管理が怖くて、自分でできる自信が持てない」
「体調の変化や症状の見極めが難しく、いつ病院へ相談すべきか迷ってしまう」 - 成長・発達に関する心配
「成長や発達が遅れているように感じ、この先どうなるのか不安」
「発達の特性への対応方法がわからず、声かけや関わり方に悩んでいる」 - 家庭内のバランスや生活面での悩み
「きょうだいとの関わり方や家庭内の時間の使い方が難しい」
「24時間気が抜けず、介護と家事・仕事の両立が思うようにいかない」 - 社会とのつながり・環境づくりに関する悩み
「学校や保育園との連携がうまくいかず、社会とのつながりが持てない」
「どんな支援制度や福祉サービスが使えるのか分からず、どこに相談すればいいのかも見当がつかない」
私たちができること
こうした現実的な悩みに対し、私たちは次のような形で支援を行っています。
- 医療的ケアの実施・指導・安心サポート
「家に帰って本当に大丈夫?」「吸引や胃ろうが怖い」
吸引・吸入・経管栄養・胃ろう・在宅酸素・人工呼吸器など、在宅で必要な医療的ケアを安全に実施
ご家族が自宅でも安心して行えるよう、手技・注意点を丁寧に指導
呼吸状態やバイタル変化など、状態悪化の兆候を早期発見し、24時間体制で緊急時にも対応
「家でも大丈夫」と自信を持てるまで、何度でも一緒に確認・練習し、伴走し続ける看護を提供 - 多胎児(双子、三つ子)・低出生体重児への支援
「育児が追いつかない」「体調の変化が怖い」「一人に手をかけると、もう一人を見られない」
多胎児(双子、三つ子)や低出生体重児のお子様のご家庭では、日々のケアが数倍の負担になることがあります。
そして、多胎児(双子、三つ子)や低出生体重児のお子様に訪問看護を利用できることを知るご家庭も現状は少ないのが事実です。
私たちは、医療的ケアがなくとも日常生活援助や発育発達の観察とフォローを目的として、それぞれのお子さまの成長スピード・発達状況に応じて、無理のない育児が続けられるよう支援します。 - 成長・発達段階に応じた支援
「発達が遅れていて心配」「子どもの社交性や学習面が心配」
月齢・年齢・発達段階に応じた関わり方・環境づくり・遊びの提案
運動・言語・社会性など、家庭の中で取り入れられる発達支援の方法をアドバイス
PT・OT・STなどの専門職と連携し、在宅での発達支援プランをチームで設計
成長の記録や評価を定期的に共有し、「今できること」と「次に目指すこと」をご家族と一緒に整理 - ご家族への心理的・生活面の支援
「家族とのバランスが取れない」「自分の育て方に自信が持てない」
「親としてこれでいいのか」と悩む保護者へのカウンセリングや心理的サポート
きょうだい児との関わり方、家族全体の生活リズムの作り方など、家庭全体を見据えたアドバイス
ご家族同士の情報共有やピアサポートの機会も提供し、「ひとりで抱え込まない」環境づくりをサポート
日常の些細なことでも相談できる関係を築き、話せる相手がいる安心感を届けます - 社会とのつながり・制度活用のサポート
「学校や園との連携が難しい」「制度がわからない」
学校・園・行政・相談支援事業所などと情報共有・連携を行い、スムーズな社会参加をサポート
医療的ケア児支援制度・障害福祉サービス・各種助成制度など、利用可能な社会資源の情報提供
行事や通学時の医療的ケア対応
教育・福祉・医療が連携した支援体制を整え、「家庭だけで頑張らない仕組み」を一緒に作ります - 体調変化・緊急時の対応サポート
「体調変化が怖い」「病院へ行く判断がつかない」
日々の体調観察やバイタルサインの記録・評価を行い、悪化のサインを早期に察知
「この症状は様子を見ていいのか」「受診すべきか」といった判断も、看護師が一緒に検討
緊急時は24時間体制で対応し、必要に応じて医療機関や主治医と迅速な連携を取ります
ご家族が自宅でも安心して判断・対応できるよう、日常的な観察ポイントや対処法を指導 - 中長期目線の支援計画
主治医・病院との連携を密に行い、状態変化に応じた治療・看護方針の調整
相談支援事業所・学校や園・デイサービス・行政との連携で、包括的な支援チームを構築
緊急時や長期入院時も切れ目のないサポート
成長・ライフステージに合わせた将来設計の相談・提案
私たちの支援の考え方
私たちが大切にしているのは、「医療的な支援」だけで終わらせないことです。
日々のケア、発達支援、家族の暮らし、社会とのつながり
それらを切り離すのではなく、すべてを一つの「生活」として支えることこそが小児訪問看護の本質だと考えています。
「どこから何を頼めばいいのかわからない」と感じている段階からでも大丈夫です。
私たちは、どんな小さな不安にも寄り添い、その子らしい未来を一緒に育てていくパートナーであり続けます。
業務内容
(医療的ケア児)
医療的ケア児への支援
〜「家でも大丈夫」と思える毎日へ〜
医療的ケア児の在宅生活は、命の安全を守る医療の知識と、日々の暮らしを支える生活支援の両方が欠かせません。
私たちは、医師・病院・行政・相談支援員・デイサービス・行政と連携しながら、お子さま一人ひとりの病状・発達段階・ご家族の状況に応じた包括的なサポートを提供します。
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01.
① 医療的ケアの実施と安全管理
吸引・吸入・在宅酸素・人工呼吸器・経管栄養(胃管・胃ろう)・ストマ・導尿など、必要な医療ケアを訪問看護師が安全に実施
日々の状態観察(呼吸・バイタル・栄養状態・排泄など)を通して、悪化兆候を早期発見
医療機器トラブルや緊急時への24時間対応体制を整備
主治医・小児科・専門医療機関・との綿密な連携・報告体制 -
02.
② ご家族への手技指導・教育・伴走
ご家族が安心してケアできるよう、吸引・胃ろう・経管栄養などの操作方法を丁寧に指導
「体調が変わった時の判断基準」「医療機器トラブルへの対処法」など、リスクマネジメント教育を実施
退院前カンファレンス・試験外泊にも同行し、在宅移行前から支援を開始 -
03.
③ 日常生活・QOL支援
入浴介助・清拭・排泄介助・体位変換など、医療状態に応じた日常生活ケア
栄養管理・嚥下支援・口腔ケアによる合併症予防・生活の質の向上
ご家族が安心して外出・休息できるよう、お留守番看護・レスパイト支援にも対応 -
04.
④ 地域・教育・福祉との連携
保育園・学校・相談支援・デイサービス・行政機関などと情報共有・連携体制を構築
医療的ケア児支援制度・補装具・住宅改修・医療費助成などの制度活用サポート
進学・就学・社会参加の選択肢を一緒に考え、暮らしの継続と未来への移行を支援
業務内容
(発達神経症)
発達・発育にお悩みのあるお子さまへの支援
〜「その子らしさ」を伸ばし、社会へつなぐ〜
子どもたちの「可能性」を最大限に引き出すために
私たちは、医療的ケアとともに、発達支援・療育支援にも力を入れています
ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、LD(学習障害)、DCD(発達性協調運動障害)など、発達神経症の支援は単なる訓練ではありません。
私たちは、お子さまの「強み」と「つまずき」を丁寧に評価し、家庭・学校・社会で自分らしく生きる力を育てる支援を行っています。
私たちは、ご家庭・医療機関・相談支援・学校、園・療育センター、デイサービス・行政等と連携し、一人ひとりの特性や発達段階に合わせたオーダーメイドの発達支援プランを構築します。
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01.
① 感覚・行動特性への支援(ASD・感覚過敏など)
感覚過敏・鈍麻に対する環境調整(音・光・触感などの刺激コントロール)
行動パターン・こだわりの分析と安心できる生活ルーティンの構築
視覚支援ツール(絵カード・スケジュール表)を用いた予測可能な生活支援
強い不安やパニック時の情緒的なサポートとセルフレギュレーション訓練 -
02.
② コミュニケーション・言語発達支援
前言語スキル(指差し・視線・共同注意)を育てる関わり
STと連携し、AAC(補助代替コミュニケーション)の導入・活用
自作の絵カード・声かけテンプレートを使った家庭内で再現しやすい支援
ご家族・保育者向けに声かけや表現の方法を指導
例:「言葉が出ない」お子さまに、視覚支援とAACを併用し、自発的な意思表示の増加。 -
03.
③ 社会性・対人スキルの発達支援
見る・聞く・待つ・順番を守るなど社会的基本スキルのトレーニング
模倣・ロールプレイを通じた他者との関わり方の練習
対人スキル向上支援
学校・園との連携による集団参加・適応支援
例:「順番が待てない」「他者との関わりが苦手」といった課題に対し、ロールプレイ支援で協調行動を習得。 -
04.
④ 注意・衝動性・実行機能の支援(ADHDなど)
衝動コントロール訓練(「待つ・考える・止まる」)
タスク分解・計画立てなど実行機能の強化支援
行動支援計画(BSP)と報酬・フィードバックシステムの活用
学校・家庭・看護チームの一貫した支援方針の共有
例:「すぐ動いてしまう」お子さまに、報酬表と行動分析を活用して集中持続時間が向上。 -
05.
⑤ ADL・セルフケアスキルの習得支援
着替え・食事・排泄などの基本的生活動作訓練
自立のための環境調整・道具選定・手順分解
「できた!」体験を重ねるためのスモールステップ支援
ご家族へのケア手技指導・日常生活サポート
例:「歯磨きができない」お子さまに、ステップごとの分解と道具工夫を行い、自立へ移行。 -
06.
⑥ 感情・自己肯定感・情緒調整支援
感情の言語化・表現トレーニング
成功体験を積み重ねる自己肯定感育成プログラム
不安・ストレスへの対処法(呼吸・リラクゼーション・認知再構成)
保護者と連携したポジティブフィードバックの実践 -
07.
⑦自作の療育ツール・知育おもちゃ
お子さま一人ひとりの興味・特性・発達段階に合わせて、スタッフが手作りした知育教材・おもちゃ・課題ツールを活用しています。
既製品では対応しきれない感覚特性や発達課題にも柔軟に対応でき、楽しみながらトレーニングが進むと好評です。
感覚統合用の触覚ボード・重さ比べカード
「順序立て」「選択」「視覚マッチング」用の課題教材
コミュニケーション練習用のオリジナル絵カード・会話ゲーム
「遊び」が「療育」につながるよう、楽しさと支援を融合させたツールを日々アップデートしています。 -
08.
⑧AI診断・分析ツールの活用
私たちはテクノロジーの力も積極的に取り入れ、AIによる行動分析・発達スクリーニングツールを導入しています。
支援前のアセスメントや支援効果の可視化、行動パターンの分析を行い、
「なんとなく関わる」ではなく科学的根拠に基づいた支援計画を立てられる体制を整えています。
行動データのAI解析による支援プラン最適化
発達段階や課題点の定量的評価・記録
支援経過の見える化でご家族・関係機関と共有
これにより、従来の経験頼りの支援ではなく、「データ+専門知見+家族の想い」を統合した質の高い療育支援が可能になっています。
小児訪問看護は、「医療を届けること」だけでは終わりません。
それは、ご家族が抱える不安に寄り添い、一緒に泣き、一緒に喜び、一緒に未来を描いていくプロセスです。
今日を安全に過ごすだけでなく、明日を楽しみにできる日々へ。
できないことをサポートするだけでなく、できることを増やす看護へ。
子どもたちの成長の一歩一歩を、ご家族と共に見守りながら、「生きる力」を育む看護を私たちは提供し続けます。
NewGateは、子どもたちの「笑顔」「成長」「未来」を、ご家族と共に育んでいくパートナーであり続けます。
訪問看護の流れ
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主治医や相談員へご相談
まずはかかりつけの小児科医師や入院中の病院の主治医、担当の相談員に訪問看護の利用について相談し、訪問看護指示書の作成をお願いします。
お子様の発達に関して不安がある際に、かかりつけ医がいなかったり、まだ診断がついていない場合でもお気軽に問い合わせください。 -
相談・契約
NewGateにお電話いただき、お子様の状態やご希望をお聞かせください。サービス内容をご説明し、ご納得いただけましたら契約となります。
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サービス開始
看護師がご自宅に伺い、お子様に必要な医療処置や健康管理を行います。ご家族への指導や相談も同時に実施いたします。
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報告・連携
訪問後は主治医や相談支援専門員、必要であれば学校や園、福祉機関、行政への報告を行い、情報共有により一貫したケアを提供いたします。
よくある質問
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Q.何歳から何歳まで利用できますか?
A.生まれたばかりの赤ちゃんから18歳未満まで対応しています。NICU退院直後の新生児から思春期のお子様まで、年齢に応じた専門的なケアを提供いたします。
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Q.医療的ケア児でも対応可能ですか?
A.はい、人工呼吸器、気管切開、胃瘻、中心静脈カテーテルなど高度な医療的ケアが必要なお子様にも対応しています。NICU経験豊富な看護師が安全に実施いたします。
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Q.夜間や休日の緊急時はどうなりますか?
A.24時間365日緊急対応体制を整えています。お子様の急変時や医療機器のトラブル時には、看護師が迅速に訪問し適切に対応いたします。
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Q. 兄弟姉妹がいても訪問看護は利用できますか?
A.もちろん利用可能です。ご兄弟姉妹への配慮も含めて、ご家族全体をサポートします。必要に応じて発達相談や育児相談も行っています。
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Q.保育園や学校との連携はしてもらえますか?
A.はい、保育園、幼稚園、学校などの関係機関と連携し、お子様が安全に集団生活を送れるよう情報共有や相談を行います。必要に応じて職員研修も実施しています。
